今日は、一日小雨模様の寒い日でした。
紅葉を訪ねるのは一休み!
六本木にある国立新美術館で開催中の
日展を観ようと妻と出掛けました。
妻が日本画を学んでいる関係上、まずは妻の先生の絵が
展示されている日本画を鑑賞しました。
日展に入選された絵ですから、
どれも素晴らしい絵ばかりでした。
僕の抱いている日本画の概念を飛び出した技法が
ちりばめられており、一枚一枚じっくり鑑賞させて
いただきました。
内閣総理大臣賞を受賞された
「樹」という作品は、197×197のキャンバス一杯に、
しっかりと根を張った古木の幹から枝先の細部まで、
色調を押さえながらも、生き生きと描かれており、
印象に残りました。
また、洋画部門の内閣総理大臣賞の
「ラ リュール」と題する女性を描いた作品も
見ごたえがありました。
女性を描いた絵が多かったですが、
こんな風に描いてもらえれば、
モデルになった女性も本望だっただろうと思います。
そして、この絵に負けない気品を身につけるべく
自分の内面を磨いていくことでしょう。
日本画と洋画をじっくり鑑賞していたので、
絵に精力を吸い取られてしまったのか、
妙に疲れてしまいました。
期間中、時間を作って、もう一度は訪れて、
印象に残った絵をもう一度、
じっくり鑑賞してみたいと思っています。
↓ 日本画部門「内閣総理大臣賞」 : 題は、「樹」
北野治男(日展評議員)←無鑑査作品
一般応募点数600点⇒入選224点、無鑑査点数143点、
合計点数367点の中から選ばれたベスト作品。
ガイドブックから複写したものですが、実物はもっと深みのある色調です。
↓ 洋画部門「内閣総理大臣賞」 : 題は、「ラ リュール」
湯山利久(日展評議員・審査員)←無鑑査作品
一般応募点数2122点⇒入選580点、無鑑査点数143点、
合計点数723点の中から選ばれたベスト作品。
絵葉書から複写したもので、実物とは印象が違います。
もっともっと深みがあり、引きこまれるものがあります。
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