この夏、安曇野に5日間ほど滞在し、
八方尾根、栂池自然園、乗鞍岳へ
高山植物と出会うため出かけたのでした。
天気に恵まれ、多くの高山植物と出会うことが出来
ラッキーでした。
乗鞍岳は若いころ、春・夏スキーで10回くらいは、訪れたことがあったので
当初計画に入っていなかったのですが、妻が登ったことが無いというので
急遽、足を向けたものでした。
乗鞍岳(3026m)の標高2700m畳平にあるバス停を降り、
頂上目指して歩き出して間もなく道の両側に、
ハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマキンポウゲ
シナノキンバイ、ウサギギク、クロユリ、・・・・・
高山植物が咲き乱れており、
えー~、乗鞍ってこんなに高山植物があったんだ!
と驚きの連続でした。
カメラを向け始めたら、キリが無さそうでしたので
帰りにゆっくり撮ることにして、
大空に浮かぶ夏雲の下、
美しい花々の姿を脳裏に焼き付けながら、
ゆっくり、ゆっくりと歩を進めました。
間もなく、信じられないくらい沢山のコマクサが
咲いている場所が現れました。
毎年、訪れている北アルプスでも、なかなかお目にかかれず、
燕岳のコマクサ群落が印象に残っているだけでしたので
バスで来られるこんな所で咲いているなんて
信じられない思いで、
ウワー~とかウオ~とか叫んでいる自分がいました。
水分の無さそうな、ガレ場の厳しい環境で
ピンクの美しい花を咲かせていました。
「高山植物の女王」と呼ばれており、
花言葉の
高嶺の花、誇り、気高い心、などの雰囲気のある花で
意外な場所での思いがけない出会いに感謝しました。
来年は70歳、さらに年を重ね、燕岳の急斜面が登れなくなっても、
ここに来れば「コマクサ」に会えるんだと思うと
嬉しく、心なごむ夏の一日でした。
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