プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが
80歳でエヴェレスト登頂を果たした姿に感化され
70歳を記念して、槍ヶ岳に登ろう!と思い立ち
でかけました。
三浦雄一郎さんは、心房細動で心臓を6回も
手術されているとのこと。
僕も心房細動で薬を服用中。
4年前には狭心症の手術で、
冠状動脈にステントが入っていることもあり
親近感を抱いているのでしょう
槍沢に沿って登っていく途中、最初に現れた雪渓
9月ですから、大分寂しくなっています。
ハクサンフウロが登山道わきに咲いてました
9月に行くと、このトリカブトの花がたくさん見られます。
冷たい雨と風そしてガスに見舞われながら、槍ヶ岳山荘を目指しましたが
体力がみるみる奪われ、低体温症で亡くなる方の気持ちが分かりました。
時折、ガスが流れ槍の穂先と山小屋が見えるのですが、
足が進まないのです。
槍ヶ岳山荘に着いた翌朝、風は強かったが、2・3時間晴れたので
ヘッドライトを着けて、山頂でご来光を仰ぎました。
風が強くビデオは手持ちでないと撮影できないため
日の出の写真は撮れませんでした。
この変な形の雲の上から、太陽が顔を出しました。
三日月確認してください~
70歳登頂記念写真
奇跡の晴れ間でした。この後、2時間ほどで歩けないほどの
風雨にさらされました。
槍ヶ岳の西側の笠ヶ岳のてっぺんに朝日が当たっています。
槍ヶ岳頂上から、槍ヶ岳山荘を見たところ。
人影が少ないのは、すでに目的地に向かって出発
してしまっているからです。
槍ヶ岳頂上から、南側に見える穂高連峰です
北穂、奥穂、前穂、ジャンダルム、西穂などが見えます。
南岳に向かって歩き出したところから
振り返って見る槍ヶ岳!
穂高山荘前よりのご来光
この日は、ほぼ1日晴れた
穂高山荘北側の涸沢岳
穂高山荘南側の奥穂高頂上へ向かう岸壁
手がかり、足場はしっかりしているが
時々転落事故が起きる。
奥穂高岳頂上
ジャンダルムの頂上に人影がありました。
今回の目的の一つでしたが、4日間雨に打たれ
風を受け、体調を崩してしまいましたので
残念でしたが、今回はパスしました。
奥穂から見た槍ヶ岳
あざみ
上高地にて見かけた「バイカモ(梅花藻)」
雨の中でしたが、草紅葉がきれいでした。
田代橋を下流から眺める。
雨が降り続いていたのに、水はほとんど濁っていませんでした。
噴火で埋まった立ち枯れのカラマツ
大正池
雨でしたので、観光客は少なかったです。
前穂などもガスの中で、ただただ静かでした。
高齢者でも、元気な方が山に来るのでしょうが、
今回の山行で出会った最高齢の方は
奈良から来られた86歳の方でした。
槍は毎年来ているが、今年で最後にしようと
思っていますと言っていましたが、
翌朝、確かな足取りで僕を追い越していく後姿を見ながら
あの方は来年も来るな!
と確信するとともに、
僕も地道に鍛え
オリンピックが東京で開催される7年後までは
登り続けてみようとかなと思ったのでした。
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