映画、「太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー」を観て来ました。
主演の竹ノ内豊を引っ張り出したり、あの手この手の
テレビでの映画の宣伝に乗せられて観てしまいました。
太平洋戦争において、サイパン島で日本軍が玉砕したがらも
何とか生き延びた200名弱の民間人、陸軍兵士の物語で、
アメリカ人のドン・ジョーンズ(Don Jones)の長編実録小説を
もとにしている映画です。
翻訳本のタイトルは「タッポーチョ太平洋の奇跡」ですが、
原作のタイトルは、「OBA, The LAST SAMURAI」だそうで、
本文には「フォックスと呼ばれた男」なる記述は無いそうです。
映画化の際の脚色です。
映画の宣伝文句は、
サイパン島で、47人の日本兵が、
4500人の米軍を巧みな戦略で翻弄し、
米兵らから畏敬の念を込めて「フォックス」と
呼ばれた実在の大場栄 陸軍大慰の指揮のもと
勇敢に戦ったことを伝えたかったようですが、
僕には理解できませんでした。
原作を読んでいないものですから、
映画の売りである筈の大場大慰の巧みな戦略で、
米兵を悩ませたとやらに感動することは無かったです。
512日間の恐怖・苦労や戦争のむなしさを
表現することがいかに難しいことかは分かりました。
・食糧が無い(200人近い人の食糧をどうして調達した?)
・武器弾薬の不足
・医薬品が無いに等しい状況
・情報の断絶
と、いった現実問題に対し、極限状態に追い込まれた人間の行動・心理
として、描き切れていないと感じました。
ですから、この映画が何を伝えたかったのか疑問だけが残ったのでした。
主役を演じた竹野内 豊、
娘婿が似ていることもあり、応援しているんですが、
全ての表現が浅い!演技力不足でした。
↓ 愛犬「メイ」、ハイ、ポーズ!
↓ ロープがこれ以上伸びないので、近づけず、待ちのポーズ!
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