久しぶりに映画を観てきました。
「英国王のスピーチ(The king's speech)」という言語療法士の記録を
映画化したものでした。
細部は脚色してあるにしても、大筋は実話であったろうと思わせるのは
・記録(記憶)に残っている事実と合致していること。
・現在のエリザベス二世の母であるエリザベス皇太后(ジョージ6世の妻)が
映画・劇場用に出来あがった脚本を見て、私が生きている間は公に
しないよう命じたという話。
・この映画を観た娘である、現在のエリザベス女王が大変良く出来ている
と評したことなどから、
好意的に描かれている実話なのだろうと思いました。
ストーリーは、吃音障害を抱えた内気な次男坊の王子が、
王位を継承することになり、国王の大事な仕事であるスピーチを
しなければならない場面が多くあり、悩む。
国王になる前から、吃音障害を克服すべく、いろいろな医者を訪ね
歩いたが、解決出来なかった。
しかし、妻のエリザベスが広告で偶然見つけた吃音療法士の
独自の治療法を受けることになって事態は改善され始めた。
途中、様々な葛藤があったものの、治療者と被治療者に信頼関係が
築け、第二次世界大戦開戦に当たって国民各層の人々を勇気づける
見事なスピーチを披露することが出来たというストーリーは、
単純なものでしたが、観終わった後、良い映画を観たなという
思いが湧いてきました。
俳優・女優が役柄にはまってました。
読後感ならぬ観賞後感?のいい映画でした。
後日、本を読んでみようという気になりました。
しかし、映画では吃音障害を克服し、大事な大事なスピーチが
成功し国民だけでなく、映画を観ている我々にも感動を与えて
くれたのですが、その後、吃音障害がぶりかえし、代読させる
ことが多くなったという事実もあるようです。
↓ 春を待つ海
↓ アオサギ?
↓ ?
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