何かやりきれない思いでニュースを聞いています。最初は埼玉県の秩父の山中で沢登りをしていた女性が滝つぼに落ちたという事故でした。この事故の詳しい内容は分かりませんが、事故からほぼ一日経ってから救助のため現地に到着したヘリがホバリング中に墜落し、乗員5名が死亡するという事故が起きてしまいました。
このヘリが何故墜落してしまったのか、原因を探るのにも現場の山中が深く調査員が現地に行けない、墜落したヘリの回収が出来ないことからはっきりした原因はいまだに分かっていません。山のベテランでも命を落としかねない現場の危険性を勘案し地元警察はマスコミに対し取材自粛要請を出していましたが、報道各社による取材合戦はヒートアップしていたのでしょう・・・、日テレの記者とカメラマンの二人が遭難してしまいました。
山岳ガイドが出発前に感じた装備の不十分さ、歩き始めての登山に慣れていない様子などから、ガイドは途中で帰ることを提案し、一度は二人とも帰ることを納得したのに、結局二人だけで再び山中に入って行ってしまい遭難してしまったようです。取材成果を得ずには戻れないような心理状況になっていたと思うのですが、残念でなりません。
最初の遭難者は結果的には亡くなっていたのですが、この一連の出来事から、それぞれの立場に立って学ばなければいけないことが多いと思います。
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