1000年に一度の地震だろうがなんだろうが、
びくともしない姿で立っていて欲しかった。
原子力関係者の知恵と知識が集まっている筈だったのに
福島第一、1号機に続いて3号機も水蒸気爆発で
建屋の屋根が吹っ飛んでしまい、作業員に大けがを
負わせてしまいました。
2号機も同じ道をたどっていくのでしょうか?
原子炉の設計と同レベルの信頼性が必要だった
付帯設備の安全設計が、結果的に不備だったし
状況を読み、先、先に手を打てず、
後手、後手にまわってトラブルに追い回されている姿に
心が痛みました。
自然の力の前に、人間が必死に知恵をふり絞ったのに
あっさりと、KO されてしまいました。
三陸海岸は、地震多発地帯で、
津波対策の防潮堤も世界に誇るものであったとか。
その防潮堤に守られているつもりだったことが、
被害を大きくしてしまった原因の一つにあるようです。
原子力も、何重にも備えた安全対策があって、
運転員も怖い物無しの心境になっていたことでしょう。
定期的に非常災害訓練を行ない、万全であった筈なのに・・・
過信がありましたかねー・・・
しかし、これをもって、原子力発電を放棄する訳には
いきません。
石油・天然ガス・石炭はやがてなくなります。
自然エネルギーの活用も巨大な電力需要の前に
微々たる力にしか成り得ない。
昔のように、電力は明かりに使う程度の用途に
限定出来ればいいですが、それは絶対無理。
やはり、原子力に頼るしかない。
どのような事態になろうとも、コントロール可能な
原子力発電設備の開発・運用をしていくため、
世界中の知識・技術を集め、
より信頼度の高いものへと改良を続けていって欲しいと願います。
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